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日替わりそ〜れ定食1,350円。この一皿は、チャンプルー、煮物、みそ汁、漬物、サラダ、ジューシーを別々の人が作っています。しかも全員の名前が公式サイトに出ています。今帰仁の駅そ〜れは、村の女性12人が始めた直売所です。
先に結論、3つだけ
道の駅ではありません
村が建物を作り、運営に手を挙げた12人の女性が「そ〜れの会」を結成。2006年5月に有限会社になりました。
月曜が休みです
直売所は火曜〜日曜の9:00〜17:00、レストランは11:30〜14:00。営業は2時間半だけなので、昼を外すと食べられません。
世界遺産まで4.5km
今帰仁城跡まで車で10分ほど。古宇利島も近く、この一角だけで半日が埋まります。
屋根に、スイカが載っています。赤い果肉と緑の皮を模した半円の看板で、今帰仁がスイカの産地だと一目で分かる作りです。その下の入口には、たいてい猫が寝ています。
沖縄には直売所がたくさんあります。ここが違うのは、始まり方です。

WEBチケットなら券売所に並ばず、スマホのQRで入れます。初回登録の5%クーポンで2,071円。いちばん安いのは道の駅許田の2,000円ですが、通り道でなければ71円の差です。
12人で始めた駅
今帰仁村は、住民の求めに応じて建物を建てました。そして運営者を募集しました。誰も来ませんでした。売れた分がそのまま収入という条件だったからです。
手を挙げたのが、村の生活改善グループの女性12人でした。「そ〜れの会」を結成し、2006年5月に有限会社になっています。代表取締役は鈴木江美子さん。
名前の由来も公式サイトに書かれています。「今帰仁の駅」は人と物の流れの拠点、各分野で「ここからはじまる」という意味。「そ〜れ」は施設が立つ「ソーリガー」という土地の名前にちなみつつ、めんそ〜れ(いらっしゃいませ)、ゆくいみそ〜れ(休んでください)、うさがいみそ〜れ(召し上がってください)の「〜なさってください」を重ねています。さらに「ソーレ!ソーレ!」という掛け声も入っている。3つの意味が1つの名前に畳まれています。
この店の背景には、今帰仁の習慣があります。外から人が来たら理由を聞かない。「はい、入って入ってー」と招き入れて、家にあるものでヒラヤーチーやサーターアンダギーを作る。公式サイトが自分たちで書いている一節です。そ〜れは、その反射に駐車場をつけたような場所です。
定食をつくる7人
レストランは11:30から14:00まで。レジで食券を買ってから席に着く、沖縄の農村レストランの方式です。
看板は日替わりそ〜れ定食。公式サイトはこれを「今帰仁おばぁのてぃーあんだーの味」と呼んでいます。てぃーあんだーは、手の脂。手をかけて作った味という意味の沖縄の言葉です。
この定食が珍しいのは、一品ずつに担当者がいて、その全員の名前と作り方が公開されていることです。
平山美代子さん。今採れる今帰仁産の野菜を100%使い、素材ごとに下ごしらえを変えます
大城愛子さん。季節の根菜を島豆腐と煮付けたり、餡かけにしたり
嶺井久美さん。具沢山の根菜みそ汁。赤みそと白みそのバランスが母の味だそうです
仲宗根優子さん。大根のウッチン漬け(甘酢漬)。くせになる味と本人が書いています
新城すえ子さん。島の野菜をふんだんに使ったバリエーション
玻名城邦子さん。水を使わず、だし汁で炊きます。エノキ、コンブ、ニンジン、豚肉、ポーク、ヨモギ入り
内間啓子さん。グルクンの餡かけなど、豚・鶏・魚を日替わりで焼いたり揚げたり
担当と説明は、そ〜れ公式サイトの会社概要ページに本人の言葉として掲載されているものです(2026年8月4日確認)。
筆者はジューシーの説明が好きです。水を使わず、だし汁だけで炊く。一行ですが、これを守る手間を知っている人が書いた文章だと分かります。
日替わりそ〜れ定食(ジューシー)
1,350円日替定食(白飯)
1,300円三枚肉そば(大)
800円小は650円
三枚肉そばセット
1,100円ジューシーとチャンプルー付き
そ〜れのオードブル
要予約今帰仁の人にはおなじみ。2日前までに予約が必要です
古い紹介記事には「バイキング」と書かれたものがありますが、いまは食券制の定食です。またコロナ禍にレストランが休んでいた時期の情報が残っている記事もあります。営業しています。
売り場は名前で選ぶ
直売所の野菜には、作った人の名前が貼ってあります。公式サイトも「作り手の名前を見て、選ぶのも楽しい」と書いています。買い物の作法がそこで変わります。
沖縄の旬は、一気に来ます。冬はタンカンばかりの日があり、春はトマトで売り場が真っ赤になる。そして夏は、屋根に載っているとおりスイカです。この振れ幅が、行くたびに違う店に見える理由です。
裏手では毎年、なきじんそん風鈴まつりが開かれています。売り場の空気が変わる日なので、行く前に公式サイトかインスタグラムを見ておくと当たりを引けます。
アクセスと基本情報
車で行く
那覇空港から約1時間30分。沖縄自動車道を北上して許田インターで下り、国道505号へ。インターからは40分ほどです。駐車場は無料ですが広くはないので、週末は早めに着くのが安全です。
今帰仁城跡までは約4.5km。古宇利島へも20分ほどで、リカリカワルミまでは3.2km、羽地の駅までは5.9kmです。北部の観光地がいちばん密集している場所にあります。
バスは現実的ではありません
那覇からの直行バスはありません。名護バスターミナルまで行き、そこからタクシーになります。今帰仁城跡とセットで回るなら、タクシーを1台押さえてしまうのが早いです。
基本情報(2026年8月確認)
今帰仁の駅 そ〜れ
- 住所
- 〒905-0415 沖縄県国頭郡今帰仁村玉城157
- 農産物直売所
- 火曜〜日曜 9:00〜17:00
- レストラン
- 火曜〜日曜 11:30〜14:00(食券制)
- 定休日
- 月曜日
- 駐車場
- 無料(台数は公表されていません。週末は早めに)
- 支払い
- 公表されていないため、現金を用意しておくのが安全です
- 区分
- 道の駅ではありません。運営は有限会社そ〜れ(2006年5月法人化)
よくある質問
そ〜れは道の駅なの?
違います。今帰仁村の農産物直売所とレストランで、国の道の駅登録は受けていません。村の女性12人が「そ〜れの会」を結成して運営を引き受け、2006年5月に有限会社になりました。
営業時間と定休日は?
直売所は火曜〜日曜の9:00〜17:00、レストランは11:30〜14:00です。定休日は月曜日。古い情報には18時までと書かれたものがありますが、公式は17時です。
そ〜れ定食には何が付く?
チャンプルー、煮物、みそ汁、漬物、サラダ、ジューシー、季節のメインです。担当者は一品ごとに決まっていて、全員の名前が公式サイトに載っています。ジューシー付きが1,350円、白飯が1,300円です。
バイキングはある?
ありません。レジで食券を買って席に着く定食スタイルです。お弁当や惣菜は直売所で売っていますが、数が限られていて昼過ぎには無くなります。
車がなくても行ける?
難しいです。那覇からの直行バスはなく、名護バスターミナルからタクシーになります。今帰仁城跡と組み合わせるならタクシーを使う価値はあります。
月曜以外の午前中に行って、定食を食べて、名前を見ながら野菜を選ぶ。それがこの駅の使い方です。入口の猫は、たぶん起きません。
確認した情報源を見る(2026年8月4日確認)
今帰仁の駅そ〜れ 公式サイト(営業日・営業時間・定休日・レストランメニューと価格・オードブルの予約条件・そ〜れの会の結成と法人化・名前の由来・代表取締役名・定食を担当する7人の名前と説明・直売所の説明・風鈴まつり)/おきなわLovers英語版 Nakijin no Eki So-re(2026年8月ファクトチェック済み)。駐車場の台数と支払い方法は公式が公表していないため、断定していません。過去の紹介記事にある「バイキング」「休業中」の記述は、公式サイトの現行内容と異なるため採用していません。写真は編集部素材です。
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