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首里城の正殿は2026年11月23日に一般公開が始まります。2019年10月31日の火災から7年、公式が日付を出したのは2026年6月4日でした。前日の22日には完成式が開かれます。
同じ11月23日から、有料区域の入場料が大人400円から1,000円に変わります。2.5倍です。正殿の中を見るには日時指定の事前予約が要り、その券の販売は2026年9月1日の13時に始まります。
もうひとつ、あまり書かれていないことがあります。世界遺産に登録されているのは首里城跡、つまり正殿の下に眠る基壇の遺構です。復元された建物ではありません。そしてその基壇は、いま工事のため見られません。
11月23日に正殿が開く
前日22日に完成式、23日に供用開始。政府の工程表に沿って進んできた工事の到達点です。
同じ日に料金が2.5倍
大人400円が1,000円に。高校生760円、小中学生370円。年間パスポートは800円が2,000円になります。
正殿内は事前予約が要る
日時指定の予約券が9月1日13時から販売。予約なしの券でも有料区域には入れますが、正殿の中は見られません。

WEBチケットなら券売所に並ばず、スマホのQRで入れます。初回登録の5%クーポンで2,071円。いちばん安いのは道の駅許田の2,000円ですが、通り道でなければ71円の差です。
料金と、開いている時間
先に、行く前に決まっている数字をまとめます。2026年8月6日に首里城公園の公式サイトで確認したものです。11月23日を境に料金が変わるので、行く日によって読む行が変わります。
大人400円、高校生300円、小中学生160円、6才未満は無料。20人以上の団体は大人320円・高校生240円・小中学生120円です
大人1,000円、高校生760円、小中学生370円、6才未満は無料。団体は大人800円・高校生610円・小中学生300円。有料区域の料金は、正殿の中を見るかどうかに関わらず同じ額です
一般は800円が2,000円へ、県民向けは600円が1,500円へ。県民の割引制度は2026年4月1日から始まりました
沖縄県にお住まいの70歳以上(運転免許証・健康保険証・マイナンバーカードなどの原本を窓口で提示)。身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの本人と、介護者1名まで。障害者手帳アプリのミライロIDも使えます
1日券または2日券をチケット窓口で見せると、団体料金が適用されます
4月〜11月は8:30〜19:00(入場券販売締切18:30)、12月〜3月は8:30〜18:00(締切17:30)
4月〜11月は8:00〜19:30、12月〜3月は8:00〜18:30。歓会門・木曳門・久慶門・継世門がこちらです
公式の開園・開場時間のページに定休日の記載はありません。臨時休園はお知らせで告知されます(2026年6月1日に終日の臨時休園がありました)。行く前に公式のお知らせを見てください
首里城公園管理センター 098-886-2020。正殿の観覧・予約・イベントについては総合対応窓口 050-1793-3153
2026年7月1日から9月30日まで、試行として有料区域が20:00から19:00へ、無料区域が20:30から19:30へ短縮されています。沖縄総合事務局が5月28日に発表したもので、利用状況を見ての変更です。
「夏は20時まで開いている」と書いてある案内がまだ多く残っています。夕方から行くつもりなら、公式で確かめてから出てください。
行き方と、駐車場のこと
公式が公共交通機関をすすめています。駐車場は混み、特に午前中は満車になります。ゆいレールの駅から歩ける場所なので、レンタカーを置いてくる判断がしやすい観光地です。
最寄りは首里駅と儀保駅。那覇空港駅から約27分、大人360円・小人180円。首里駅から守礼門まで歩いて約15分です
[7・8] 首里城下町線で「首里城前」下車。守礼門まで約1分。首里駅前から乗れます
[1] 首里牧志線、[14] 牧志開南循環線、[346] 那覇西原線で「首里城公園入口」下車
那覇空港から約10km・40〜60分、国際通りから約4km・15〜25分、識名園から約3km・10〜20分。道路の状況で変わります
小型車は最初の60分500円、以降30分ごとに250円、最大1,000円。大型車は30分あたり700円で最大2,800円。2026年4月1日に改定されました
首里杜館の駐車場は8:30〜19:30(4月〜11月)、8:30〜18:30(12月〜3月)。駐車は3時間以内でお願いされています
地下1階・地下2階に一般車が各58台(バスの予約が無いとき)。バスは事前予約制です。公式サイトにP1・P2の満空情報が出ます
運転者か同乗者が身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を料金所で提示すると、駐車料金が全額免除になります
いま見られるもの、見られないもの
公園が掲げているのは「見せる復興」です。完成した姿だけでなく、そこへ向かう工事の過程も順に公開してきました。素屋根の内部を見られた時期があり、仮囲い越しに外観を見た時期があり、いまは新しくできた高台見学デッキから正殿の屋根と装飾を、以前より高い位置で見られます。
見られないものもはっきりしています。正殿の内部は工事中で、安全確保のため見学を行っていません。公式は代わりに写真と動画で様子を出しています。
そして基壇の遺構。世界遺産に登録されているのはこの部分ですが、正殿の復元工事のため公開が止まっています。公式は次の公開を2026年としています。有料区域の中では、復興展示室と世誇殿が常設で見られます。
工事の進み方はこの1年でも変わっています。行く前に公式の「現在のみどころ」を見ておくと、その日に何が開いていて何が閉まっているかが分かります。
首里城のあゆみ
創建の年ははっきりしていません。尚巴志が三山を統一したころにはすでに歴史の表舞台にあり、そこから450年近く、琉球王国の政治と外交と文化の中心でした。
正殿は日本と中国の建築を合わせた形で、沖縄で最大の木造建築でした。ただしその建物が世界遺産なのではありません。登録されているのは首里城跡で、その象徴が正殿の基壇の遺構です。基壇とは建物を支える土台のことで、奥の列に行くほど古い時代のものになります。ここから、正殿が少なくとも7回にわたって建て替えられたことが分かっています。
2000年12月、『琉球王国のグスク及び関連遺産群』が日本で11番目の世界遺産として登録されました。9つの資産は、首里城跡・園比屋武御嶽石門・玉陵・識名園・今帰仁城跡・勝連城跡・座喜味城跡・中城城跡・斎場御嶽です。このうち首里城跡・園比屋武御嶽石門・玉陵の3つは、首里の中で歩いて回れる距離にあります。
尚巴志が三山を統一したころには、首里城はすでに歴史に登場していました
沖縄戦で焼失。城の地下には日本軍の司令部が置かれていました
復元された正殿が公開され、首里城公園として開園
『琉球王国のグスク及び関連遺産群』が世界遺産に登録
10月31日、火災で正殿をはじめとする主要7施設が焼失
政府が決めた工程表に基づき、正殿の復元工事に着工
11月22日に完成式、11月23日に正殿の供用開始
近くで寄れる場所
首里は歩いて回れます。城の外にも、世界遺産に登録された資産が2つあります。所要時間は守礼門を起点にした目安です。
守礼門のすぐ先にある石門。世界遺産9資産のひとつです。国王が城を出るときに道中の安全を祈った場所で、拝む場所であって見物する建物ではありません
第二尚氏の墓所。こちらも世界遺産9資産のひとつで、国宝でもあります
16世紀に敷かれた石畳が坂に残っています。雨の日は滑りやすい石です
石畳道の途中から入った御嶽にある巨木。国の天然記念物です
王家の別邸で、世界遺産9資産のひとつ。首里城公園の公式表記で車10〜20分です
ガイドを付けるか、自分で歩くか
公式が有料のガイドツアーを出しています。「首里城60分ぐるっとツアー」で、開催期間は2030年3月末までとされています。工事中のいまは、更地に近い場所や仮囲いの向こうを見ることになるので、何がどこにあったかを説明してもらえるかどうかで見え方が変わります。
正殿が開いたあとは、日時指定の予約とツアーの組み合わせが要点になります。団体の正殿内観覧は2026年11月23日から12月6日までは受け付けません。混雑が見込まれるためで、団体の受け入れは12月7日入場分から段階的に始まります。
那覇のガイドツアーは首里城だけを回るものばかりではありません。首里の街を歩くもの、王国時代の道をたどるもの、琉装を着て歩くものなどがあります。正殿の公開後は予約が取りにくくなることが見込まれるので、行く日が決まっているなら早めに押さえるほうが動きやすくなります。
那覇の観光ツアー・ガイドツアーを探すPRアクティビティジャパンの検索結果へ移動します。首里城のツアーだけでなく、那覇市内のものが並びます。
気をつけること
午前中は混みます。公式が時間帯別の混み具合を出していて、8:30から11:00が「かなり混雑」、11時台が「混雑」。12:00から14:00と、17:00から閉場までが「比較的空いている」とされています。当日の状況によっては、安全確保のため一時的に入場制限がかかることもあります。
坂と石段が続きます。城は高台にあり、守礼門から先はずっと上りです。夏は日陰が少なく、公園が熱中症対策の案内を出しています。水を持って行ってください。
園比屋武御嶽石門は拝む場所です。石門の奥はいまも祈りの対象で、立ち入ることはできません。写真を撮る前に、そこが何の場所かを見てください。
2026年11月23日からは、日時指定の「入場券(正殿内観覧予約あり)」を取っておかないと正殿の中に入れません。個人向けの販売開始は2026年9月1日(火)13:00の予定です。日時指定による追加料金はかかりません。
予約をしなくても有料区域には入れます。高台見学デッキ、復興展示室、世誇殿、東のアザナは時間指定なしで見られます。短い時間で立ち寄るならこちらです。
よくある質問
正殿はいつから見られる?
2026年11月23日(月・祝)からです。前日の22日に内閣府沖縄総合事務局の主催で完成式が開かれます。公式が日付を発表したのは2026年6月4日です。
入場料はいくら?
2026年11月22日までは大人400円、高校生300円、小中学生160円、6才未満は無料です。11月23日の入場分から大人1,000円、高校生760円、小中学生370円に変わります。有料区域の料金は、正殿の中を見るかどうかに関わらず同じ額です。
予約は必要?
正殿の中を見るなら必要です。日時指定を含む「入場券(正殿内観覧予約あり)」を取ります。日時指定による追加料金はかかりません。予約をしなくても有料区域には入れますが、正殿の中は見られません。
予約はいつから取れる?
個人向けは2026年9月1日(火)13:00から販売開始の予定です。団体(10名以上)の正殿内観覧は抽選で、2026年8月14日から受付が始まっています。
駐車場はいくら?
小型車は最初の60分が500円、以降30分ごとに250円で、最大1,000円です。2026年4月1日に改定されました。駐車は3時間以内でお願いされています。公式サイトにP1・P2の満空情報が出ます。
世界遺産はどこを指す?
登録されているのは「首里城跡」で、その象徴が正殿の基壇の遺構です。復元された建物は登録の対象ではありません。基壇の遺構は正殿の復元工事のため、いまは見られません。
どのくらい時間がかかる?
有料区域と無料区域を一通り歩いて2時間ほどが目安です。坂と石段が続くので、歩きやすい靴のほうが楽になります。公式の60分ガイドツアーを入れるなら、もう少し見てください。
行く日が11月22日までなら400円、23日からは1,000円。正殿の中を見るなら、9月1日13時からの予約券を先に取る。この2つを決めておけば、あとは坂を上るだけです。首里は歩ける街なので、玉陵と石畳道まで足を伸ばすと、それだけで半日になります。
確認した情報源を見る(2026年8月6日確認)
首里城公園 公式サイト(入場料金と年間パスポート、2026年11月23日入場分からの新料金、開園・開場時間、2026年7月1日からの営業時間変更、駐車場の料金と時間と台数、交通アクセス、現在のみどころ、正殿内観覧予約について、時間帯別の混雑予測、日時変更と払い戻しの条件、世界遺産としての首里城)/首里城公園 お知らせ「【2026年11月23日〜】首里城正殿供用開始(一般公開)決定のお知らせ」(2026年6月4日)/同「【2026年7月1日〜】首里城公園 営業時間変更のお知らせ」(2026年5月28日・沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所発表)。定休日については、公式の開園・開場時間のページに記載がありません。臨時休園はお知らせで告知される運用で、2026年6月1日に終日の臨時休園がありました。「年中無休」と書いている案内も見かけますが、公式で裏が取れないのでこの記事には書いていません。11月23日以降の開場時間は、正殿の公開にあわせて変わる可能性があります。公式は「詳細は決まり次第お知らせします」としています。写真は編集部素材です。
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