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渡具知ビーチの浅瀬と、水の中に立つトゥマイグシクの岩
読谷村渡具知のいま --
ビーチ 中部 2026.08.06 更新

渡具知ビーチ泊城公園という、正式な名前

歴史の重さ 5.0
料金の安さ 5.0
監視体制 1.0

評価は編集部の実感によるものです。

この記事にはアフィリエイトリンクを含みます。価格や在庫は販売サイト側で変わることがあります。

1945年4月1日の朝、米軍はこの海岸から沖縄本島に上陸しました。読谷村の歴史ガイドは「アメリカ軍は残波岬から渡具知に至る海岸からその上陸をはじめます」と書いています。日本軍は首里の防衛に回っていたため、上陸はほぼ無抵抗で、その日のうちに6万人が陸揚げされました。

公園の正式な名前は泊城公園(とまりぐすくこうえん)です。読谷村の都市計画課が管理する地区公園で、「渡具知ビーチ公園」という名称は村の公式資料に見当たりません。名前の由来は浜のそばに立つ景勝地トゥマイグシクです。

入場も駐車場も無料。そのかわり監視員もクラゲ防止ネットもありません。読谷村観光協会が「クラゲネットやライフセーバーはおりません」とはっきり書いています。県の指定海水浴場でもありません。

01

入場も駐車場も無料

読谷村の地区公園です。台数は村が100台、運営者が105台と公表していて、少し違います。

02

監視員もネットも無い

運営と観光協会の両方が「おりません」と明記しています。県の指定海水浴場でもありません。

03

上陸の碑が浜のとなり

1945年4月1日、米軍はこの海岸から上陸しました。「米軍上陸の地碑」が公園内に立っています。

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BASIC INFO

料金と、無いもの

ここは「あるもの」より「無いもの」を先に知っておいたほうがいい浜です。

入場・駐車場無料

どちらも無料。駐車場の台数は読谷村都市計画課が100台、運営者と県のデータが105台。行政の公式値は100台です

遊泳期間通年扱い

村が定める遊泳期間の設定はありません。県のデータベースでも通年(1月1日〜12月31日)の扱いで、開始・終了の時刻指定もありません

監視員いない

いません。読谷村観光協会が「クラゲネットやライフセーバーはおりません」と明記。県のデータでも指定海水浴場ではなく、管理形態も未登録です

クラゲ防止ネットなし

ありません。同じく観光協会が明記しています

水質対象外

沖縄県と環境省の主要水浴場水質調査は県内19地点が対象で、渡具知は入っていません。等級のデータそのものが存在しません

シャワー無料

あり。温水と冷水がそろっていて無料です

ロッカー要確認

観光協会の案内は「コインロッカー」、県のデータは無料。有料か無料かが資料で食い違います

トイレ無料

あり。無料です

問い合わせ098-982-8877

098-982-8877。この番号は現地で運営している「おきなわポークビレッジ」の番号で、観光協会もここへ案内しています

公園の管理読谷村

泊城公園として読谷村都市計画課が所管する地区公園です。村と運営事業者の契約関係までは公表されていません

トイレ無料
シャワー無料
ロッカー要確認
監視員なし
クラゲネットなし
BBQ予約制
売店あり
駐車場無料
レストランの営業終了時刻が、資料で割れています

運営者の施設案内ページは11:00〜18:00(ラストオーダー16:00)、読谷村観光協会のページは11:00〜21:00。どちらのページにも更新日が書かれていないので、どちらが新しいか判断できません。

BBQのページはまた別で、11:00〜21:00・食材提供は11:00〜17:00となっています。食事目当てで行くなら電話で確かめてください。

HOW TO GET THERE

国道58号から

公共交通で行きにくい浜です。バス停の名前に「渡具知」はありません。

那覇空港から約50〜60分

資料で50分・55分・60分に割れています。旧記事は本文で「60分北上」と書きながら所要欄が「約55分」と、記事の中でも食い違っていました

ルート国道58号

国道58号を北上し、読谷村の大湾交差点を左折。イオンタウン読谷の先です。この経路説明の一次資料は見つかりませんでした

バス最寄りは都屋

「渡具知」という停留所は現行の路線にありません。読谷村観光協会が案内する路線は28・29・48・62・120・228番。最寄りは62番中部線(楚辺経由)の「都屋」バス停とみられますが、そこからビーチまでの徒歩案内は公式に無く、確認できていません

マップコード33 703 234*10

33 703 234*10(読谷村観光協会)

大型バス5,000円

BBQ・レストラン利用者向けに、1台5,000円で事前確保ができます

THE SEA

遠浅の海と、トゥマイグシク

読谷村観光協会は「透明度が高く、遠浅の海」と書いています。浜の長さや砂の性質を測った行政の資料は見つかりませんでした。

浜のそばに立っている岩がトゥマイグシクです。泊城公園の名前はこの岩から来ています。観光協会は「沖縄南八景のひとつとされる景勝地」「海に面した景勝地であったことから戦前も行楽客が多く、ムラアシビの時期には渡具知の若者たちの歌や踊りの格好の練習場になった」と紹介しています。岩の下は洞窟やトンネル状の穴になっています。

もうひとつ、満潮と干潮のあいだの1時間ほどだけ、3つの岩が重なって「ジンベエザメが海に向かって口を開けているように見える」という光景があります。生きものではなく地形の話です。

渡具知ビーチの砂浜と、波打ち際に立つトゥマイグシクの岩
泊城公園の名前の由来になっている岩。戦前は集落の若者が歌や踊りを練習した場所でした
夕暮れの渡具知ビーチと、シルエットになったトゥマイグシクの岩
西向きなので夕日が海に落ちます。監視員がいないので、暗くなってからの遊泳は避けてください

浜のすぐ近くを比謝川が流れています。観光協会は上陸の碑の説明で「眼下には比謝川が広がり、嘉手納・那覇方面が一望できます」と書いていますが、川が海の濁りや流れに与える影響についての公式な記述は見つかりませんでした。

HISTORY

1945年4月1日

読谷村の歴史ガイド(世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム提供)は、上陸までの流れをこう書いています。1944年8月にグアム島の日本軍が玉砕。10月10日に台湾と沖縄が空襲される。翌1945年2月に硫黄島で玉砕、3月10日に東京大空襲。本土決戦が現実になるなかで、連合国軍は沖縄戦を「アイスバーグ作戦」と名づけました。

そして4月1日の朝、米軍は残波岬から渡具知に至る海岸から上陸を始めます。目的は日本軍がつくった北飛行場(のちの読谷補助飛行場)と中飛行場(のちの嘉手納飛行場)の占領。日本軍が首里の攻防に回っていたため上陸は無抵抗で、その日のうちに6万人が陸揚げされ、両飛行場は占領されました。

同じ歴史ガイドは、上陸を援護した砲撃の数まで記録しています。戦艦10隻、巡洋艦9隻、駆逐艦23隻、砲艇177隻。撃ち込まれたのは砲弾44,825発、ロケット弾33,000発、迫撃砲弾22,500発。

沖縄県公文書館は同じ日について「艦船約1400〜1500隻、兵員約18万3000人をもって沖縄上陸作戦を展開」と書いています。6万人は初日にこの海岸へ上がった人数、18万3000人は作戦全体の規模で、指している範囲が違います。

この歴史ガイドは最後にこう書いています。「この渡具知の上陸地一帯は、現在は泊城公園として整備され、多くの住民に愛されています」。そして、1609年に薩摩藩が琉球へ侵攻したときも、北部の運天港から上陸して首里城へ向かうという同じルートだったことを添えています。

1609年

薩摩藩が琉球へ侵攻。運天港から上陸して首里城へ向かうルートは、1945年とほぼ同じでした

1944年10月10日

グアム島で日本軍が玉砕(8月)。10月10日に台湾と沖縄が空襲されます

1945年3月

硫黄島で玉砕(2月)、東京大空襲(3月10日)。連合国軍はアイスバーグ作戦を準備します

1945年4月1日

米軍が渡具知の海岸から上陸。その日のうちに6万人が陸揚げされ、北飛行場と中飛行場が占領されました

1945年4月3日

4月3日には沖縄本島を南北に分断するまで進撃

AROUND

碑と、読谷のまわり

公園の中と、村内のスポットです。

米軍上陸の地碑徒歩すぐ

泊城公園の中、ビーチのすぐとなりに立っています。碑文の全文は今回確認できませんでした

木綿原(もめんばる)遺跡隣接

沖縄で埋葬の最初の証拠とされる遺跡。7墓の箱式石棺墓から17体の人骨が出土し、うち4墓13体の被葬者が確認されています

都屋漁港車5分

62番バスの「都屋」バス停から徒歩約10分と観光協会が案内しています

残波ビーチ・残波岬車15分

村営の浜と、高さ31mの灯台。残波ビーチは入場も駐車場も無料です

座喜味城跡・ユンタンザミュージアム車10分

世界遺産。この歴史ガイドを提供している施設です。ミュージアムは9:00〜18:00で水曜休館、城跡は休館日も見学できます

ACTIVITIES

BBQとマリン

BBQは現地の「おきなわポークビレッジ」が運営しています。Aコースが中学生以上1人3,630円(味付け肉3種を各100gで計300g、フランクフルト2本、野菜80g)。ライス追加242円、沖縄そばセット550円。要予約で、利用日の2か月前から3日前まで受け付けています。

持ち込めないものが決まっています。外部の飲食物(飴などを除く)、ガラス瓶と割れ物、個人用のテントとタープ、花火、発電機。

シュノーケルとカヤックとSUPについては、読谷村観光協会が「楽しめる」と紹介しているいっぽう、同じページに「海で遊ぶ用のシュノーケルセットなどの貸出は行っていません」とも書いています。道具は持参する前提と読むのが安全です。

キャンプ場については、県のデータベースに「camp」の区分が入っているものの、読谷村・観光協会・運営者のどのページにもキャンプ場の案内がありません。BBQの規約はむしろ個人用テントの持ち込みを禁止しています。公式なキャンプ場としての案内は無い、と考えてください。

ツアーで入るか、自分で入るか

この浜には監視員がいません。県のマリンレジャー安全対策サイトでも管理形態が未登録で、危険ラベルも付いていません。危険が無いという意味ではなく、情報が集められていないという意味です。器材を持って自分で海に入るより、事業者のツアーに入るほうが安全側です。

ツアーを選ぶときの基準はひとつだけあります。沖縄県公安委員会が指定する「安全対策優良海域レジャー提供業者」かどうかです。1年以上の営業実績と審査基準への適合、それに利用者がけがをしたときの保険の証券を出して初めて指定されます。スノーケリング業では48件が指定されています(令和8年6月30日現在)。一覧は県警のサイトで公開されています。選び方は沖縄のシュノーケルにまとめました。

読谷・嘉手納・北谷エリアの海遊びを探すPR渡具知には貸し出しがありません。道具ごと用意したいときに。

SAFETY

気をつけること

監視員もクラゲ防止ネットも無い浜です。沖縄県のハブクラゲ注意報は6月1日から9月30日まで出ます。ネットが無いので、肌を覆うものを着るかどうかが唯一の対策になります。

県が公開している水難事故のデータ(2018年から2023年)を読谷村で絞ると15件ありますが、発生地点は残波岬沖、都屋漁港のテトラポット、宇座、瀬名波、楚辺、長浜など。渡具知ビーチそのものを発生地点とする記録は、この期間には見当たりませんでした。2024年以降のデータは公開されていないので、事故が無いという意味ではありません。

公園内には米軍上陸の地碑があります。慰霊で訪れる人がいる場所なので、騒音と駐車のマナーに気をつけてください。花火・ドローン・ペットについて公園全体を対象とする明文の禁止規定は見つかりませんでしたが、無いから何をしてもよいという場所ではありません。

!見てくれる人がいません

ライフセーバーもクラゲ防止ネットも無く、県の指定海水浴場でもありません。子どもから目を離さないことが、この浜での唯一の安全対策です。

水質等級も公表されていません。県と環境省の調査対象19地点に渡具知は入っていないので、「水質良好」と書いてある記事があっても、その根拠は公的なものではありません。

FAQ

よくある質問

入場料と駐車場はいくら?

どちらも無料です。駐車場の台数は読谷村都市計画課が100台、運営者と県のデータが105台としていて少し違います。行政の公式値は100台です。BBQやレストランを使う大型バスは、1台5,000円で事前確保ができます。

監視員はいる?

いません。読谷村観光協会と運営者の両方が「クラゲネットやライフセーバーはおりません」と明記しています。県のデータベースでも指定海水浴場ではありません。

いつ泳げる?

村が定める遊泳期間はありません。県のデータでも通年の扱いで、時間の指定もありません。ただし監視する人がいないので、期間が決まっていないことと安全は別の話です。

BBQはできる?

できます。現地のおきなわポークビレッジが運営していて、Aコースが中学生以上1人3,630円。要予約で、2か月前から3日前まで受け付けています。外部の飲食物、ガラス瓶、個人用テント、花火、発電機は持ち込めません。

シュノーケルの道具は借りられる?

借りられません。読谷村観光協会のページに「海で遊ぶ用のシュノーケルセットなどの貸出は行っていません」と書かれています。持参してください。

バスで行ける?

直行できません。「渡具知」という名前のバス停が現行の路線にありません。最寄りは62番中部線(楚辺経由)の「都屋」バス停とみられますが、そこからの徒歩案内は公式に出ていません。車で行くのが確実です。

入場も駐車場も無料で、遠浅で、夕日が落ちる。そのうえで、見てくれる人はいません。浜のとなりには1945年4月1日の碑が立っています。泳ぎに行く場所であると同時に、そういう場所です。

#ビーチ #読谷村 #泊城公園 #無料
確認した情報源を見る(2026年8月5日確認)

読谷村都市計画課「読谷村の都市公園」(泊城公園=地区公園・字渡具知228番地・駐車場100台・遊具とトイレあり、更新日2023年6月6日)/読谷村観光協会(住所と電話098-982-8877、入場無料、クラゲネットとライフセーバーはおりません、遠浅で透明度が高い、トゥマイグシクと沖縄南八景・ムラアシビ・岩の下の洞窟、陸の上のジンベエザメ、木綿原遺跡の7墓17体・4墓13体、1945年4月1日の上陸と北中飛行場の占領・4月3日の南北分断、シュノーケルセット等の貸出なし、マップコード33 703 234*10、バス路線一覧と都屋バス停から徒歩約10分)/おきなわポークビレッジ公式(無料駐車場105台、温水冷水シャワー、施設営業11:00〜18:00・ラストオーダー16:00・ミートハウス水曜定休・マリンアクティビティ月曜定休、BBQ Aコース3,630円とライス242円・沖縄そばセット550円・予約は2か月前から3日前・営業11:00〜21:00で食材提供は17:00まで・持込禁止事項、大型バス1台5,000円)/ツナガルマップ 読谷村ヒストリーコース「米軍上陸の地碑・泊城公園」(世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアム提供。1944年8月のグアム玉砕から1945年4月1日の上陸までの経緯、初日6万人の陸揚げ、砲弾44,825発・ロケット弾33,000発・迫撃砲弾22,500発、援護した艦船の内訳、1609年の薩摩侵攻と同じルート、現在は泊城公園として整備)/沖縄県公文書館「その日」(艦船約1400〜1500隻・兵員約18万3000人、上陸4個師団)/沖縄県マリンレジャー安全対策サイト(指定海水浴場ではない、管理形態は未登録、危険ラベルなし、施設は駐車場105台・トイレ・シャワー・ロッカーがいずれも無料区分、更新日2026年3月30日、読谷村内の水難事故15件の発生地点)/環境省 令和7年度水浴場水質調査結果および沖縄県「主要水浴場水質調査結果」(県内19地点に渡具知は含まれず)/バスマップ沖縄 62番時刻表(全停留所に「渡具知」は無い)/OpenStreetMap Nominatim と沖縄観光コンベンションビューロー(座標)。更衣室の有無、ロッカーが有料か無料か、売店の価格、マリンアクティビティの料金、高速道路のIC名、那覇空港からの正確な所要時間、浜の長さと砂の性質、比謝川の影響、碑文の原文、慰霊祭の有無、泊城公園の開設年、村と運営事業者の契約関係、花火とドローンとペットの可否、キャンプ場の実際の可否、読谷村コミュニティバス「鳳バス」の経路は、いずれも確認できませんでした。写真は当サイトの既存素材です。

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